審査員紹介


審査委員長

中澤きみ子 Kimiko Nakazawa

 ヴァイオリニスト

 

国際的に活躍するヴァイオリニストとして、特にモーツァルトの演奏では評価が高い。また、聴衆の心に深く響く演奏は、多くのファンの支持を得ている。


新潟大学を卒業後、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院にて研鑽を
積み、
2000年に文化庁芸術家海外派遣員としてウィーンに留学。その後国内外のオーケストラと多数共演。リサイタルも浜離宮朝日ホール、読売ホール、Hakujuホール等で毎年開催している。CDも数多くリリース。特にモーツァルトの「ソナタ全集」(ピアノ:イェルク・デムス)及び協奏曲全集(フィリップ・アントルモン指揮・ウィーン室内管弦楽団)等が高い評価を受けている。
また、国際コンクールの審査員や、国際音楽祭の講師として数多く招聘されている。尚美学園大学、同大学院客員教授、上野学園大学客員教授を歴任。震災後、ライフワークとしてTSUNAMIヴァイオリンの演奏にも熱心に取り組む。特に今年は音楽活動50年の節目として5月に紀尾井ホールでリサイタルを予定している。

 

オフィシャルサイト:http://kimiko-vn.net/



加納裕生野  Yukino Kano

ピアニスト英国王立音楽院同大学院卒業

 

18歳より渡英し、英国王立音楽院に入学し首席で卒業、同大学院を2009年に卒業した。

2002年にカーネギーホールのワイルリサイタルホールでコンサートを行うのを皮切りに、オーストリアのミラベル宮殿やイギリスのSt.Martin-in-the-Fieldsなどで演奏、これまでにアメリカ、イギリス、インド、オーストリア、リトアニアなど世界各国でコンサートを開催している。

 

第2回ラニー国際ピアノ・コンクールで第3位受賞、第16回カラブリア国際ピアノ・コンクールで第5位受賞、第9回エトリンゲ ン国際コ ンクールにてファイナリスト、奨励賞、及びハイドン賞を受賞。

2006年より国内でコンサート活動を本格的に開始し、デビュー・リサイタル「Dance」の様子は産経新聞で大きく取り上げられ好評を博した。

 

チェリストの向山佳絵子氏や山崎伸子氏など室内楽で日本を代表する演奏家との共演を果たしている他、ドビュッシーのソロ活動にも力を入れており2012年にデビューアルバム「Debussy Piano WorksⅠ」が発売された。その他の収録CDは「ギロック抒情小曲集&ブルグミュラー25の練習曲」、学研の「CD付きポケット判 新選ピアノ120名曲」。

また、テレビ朝日の「関ジャニ∞ Theモーツァルトピアノ王No.1決定戦」、「芸能人格付けチェック」出演他、近年メディアへの出演も多い。

 

全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員、御木本メソッドアカデミー認定講師。

 

オフィシャルサイト:http://yukinokano.net



炭谷宇紀子 Ukiko Sumitani

代官山ジュニア音楽コンクール実行委員会会長/Representative, NFUAJ Individual Member Executive Committee

 

学習院女子短期大学 文化史学科 卒業 

ケンブリッジ・キングスカレッジ 遊学

 

3歳より芸大教授に師事しピアノを始め 作曲・作詞は日々を歌う恵となる。音楽は、命の煌めきそのもの。

 

London・Cambridge ・Italy・France・Monaco・Switzerland・Vatican・Greece・Hong Kong ・Hawaii・Singapore・Vietnam・Cambodia・NY ...  訪れた様々な場所で美しい光を集める

 

UK-Japan2008の代官山だより♪のサイトが文化遺産として国立国会図書館WARPで永久保存・高円宮妃より英国大使館に於いて内外の高官を招待した式典上、両国間の親善に寄与したとのことで表彰状を授けられるカリスマブローガーの顔も持つ。

 

別府現代artフェスティバル (混浴温泉世界)より召致され2009年 はなやももにてアートカフェ&公式ブローガーとしても活躍。

 

2011年より毎年、別府アートマンスで個展。


プラットフォーム各所、別府トキハデパート、高橋記念館美術館 別館等で音楽とアートをコラボレートしたインスタレーションを展開。


千代田区民ホール、代官山ヒルサイドテラス、青山など都内各所にて個展。


2018大分県国民文化祭公式ブローガー・ 渋谷区評議委員・大和田文化センター運営委員・音楽コンクール審査員などを歴任

 

音楽とアートを一体化させたアーティストとして国内のみならず海外にても活躍。


大分県で開催されたフェスピックにおいて、生徒会長として母校に僥倖された天皇・皇后陛下のご案内役を務める。


2000年より、音楽を通じて思春期の若者を受け入れ慈しむオープンハウスを自宅に設ける。


2019年、10月にフランシスコ教皇様の来日を記念し、バチカン関係者より託された潜伏キリシタンの作品3枚と来日記念の展覧会とコンサートを開催した。


2021年、別府カトリック教会にて十字架の道行きをテーマに水島太郎氏と二人展開催。

 

2022年、代官山ボンタイタリアにて音楽と命の輝きをテーマとする個展も大成功を収める。




原田雅樹

フルーティスト/ドミニコ会渋谷教会/関西学院大学教授

 

東京大学、パリ第七大学大学院卒業

 

所属学会(役職)及び受賞歴

・日本科学哲学会

・日本哲学会

・日本科学基礎論学会

・日仏哲学学会

・日本カトリック神学会

 

主要業績

・La physique au carrefour de l’intuitif et du symbolique : Une étude épistémologique des concepts quantiques à la lumière de la phénoménologie herméneutique(Vrin/Institut Interdisciplinaire des études épistémologiques)2006年5月、単著

・「概念の哲学」導入の意味とその方法論的使用」(『科学哲学』、日本科学哲学会)2006年、単著

・「カント超越論哲学の数学論から数学概念の相互干渉による概念生成の哲学へ-非可換幾何学における解析学的、代数学的、幾何学的、数論的概念の干渉-」(『現代思想』青土社)2010年9月、単著

・「数学と哲学における操作、対象、経験:フッサールのノエシス-ノエマ相関とグランジェの操作-対象双対」(『VOL』、特集:エピステモロジー、以文社)2011年6月、単著

・Étude phénoménologique, épistémologique et herméneutique de la géométrie non commutative(Revue Philosophique de Louvain)2012年5月、単著

・「ヴュイユマンにおける〈代数学の哲学〉-ガロア理論から操作・作用の存在論、構造分析の方法論へ」(『エピステモロジー-20世紀のフランス科学思想史』、慶應義塾大学出版会)2013年1月、単著

・「近代西洋哲学が残した課題から世代間倫理学、そして予言・預言の言語行為論へ」(『共生学』上智大学共生学研究会、教友社) 2014年2月、単著

 

社会活動、文化活動等

・『宗教的共生と科学』

(担当:第7章「核エネルギー使用についての哲学的・神学的考察―高木仁三郎の思想、及び20世紀の西洋哲学によって―」、pp.163-196)教友社 2014年2月